共済農場の素材への取り組み

共済農場は、北海道富良野市の麓郷地区で1974年に創業しました。
先人たちが耕作をあきらめて離農してから数十年が経ち原野や林になっていた現在の地に、
創業者を含めた5人の若者たちが再入植・開墾するところから始まり、数年をかけて、ほぼ人の手だけで12haほどの畑を切り開きました。


当初は専ら、できるだけ農薬や化学肥料に頼らない農法によって、開拓した畑で人参やじゃがいもなどを栽培する農業のみを行っていましたが、 1980年頃からは収穫した作物を使って瓶詰などに加工する試みに着手して、1983年からは最初の富良野ジャム“キャロット”の製造販売を始めました。
その後、北海道産の素材にこだわった“富良野ジャム“シリーズや農産加工品の製造・ 販売が軌道に乗って「ふらのジャム園」というブランドで親しまれるようになったり、 アンパンマン原作者やなせたかし先生の知遇を得てふらのジャム園内に先生のお店をお預かりするなど、 各位各方面からのお引き立てを賜りながら歩んできたのですが、 その間も、共済農場の根源である農業という営みに対して変わらず着実に取り組んできました。

現在、30ha超ほどとなった畑では、お客様にお届けするほかに当社製品の材料にもなっている、じゃがいもや人参、麦類をはじめとして、 ハスカップ、トマト、とうもろこし、大根、芍薬等の様々な作物を栽培しており、2016年には、 以前から交流を持っていた高品質の有機ミニトマトなどの栽培で著名な「ふらの山本農園」と経営統合を行い、農業法人として、 安全で品質の良いを食材をお届けするための取り組みへも注力をし続けています。